キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

2016-09-14から1日間の記事一覧

花咲ける石(中編)

前回、「パンがすき、という棋士をきみは知っているか」としたためて擱筆したのち、キクチは街へ出た。 言うまでもなく、やけ酒のためである。 TOMOVSKYに「散歩のための散歩」という曲があるが、まさにやけ酒のためのやけ酒。なんだそれ。ああ、このまま冬…