それなりにすきなひとと それなりにすてきな夜を過ごして 一日を無為に終えたと感じてしまった 話の流れにひっかかってばかりのぼくは 暗渠から夜空を見上げるふりをして 星をひとつもみつけられなかった 立つ瀬がなければ浮かべばいい、なんてただの繰り言 …
9月20日。 王座戦第2局がおわり、ぼくは虚脱していた。天井を見上げると、木目のまにまに糸谷先生の丸まった背中がぼんやりにじんでは消えた。どうしてだ。やっぱりあのマンゴープリンが敗着だったのか。TLは羽生防衛に王手、に沸きたっていて、やり場のない…
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