キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

2017-11-30から1日間の記事一覧

夕暮れ時を待ちながら

妖怪ぶちまけ娘がやってきて、今度はなにも起こらなかった。 なにしろ彼女は、誕生日ケーキを落とし、ワインをひっくり返し、これまでキクチ家に多大なる損害を与えてきた一種恍惚の人である。成長したんだね。えらいえらい、とわたしはこころのなかでそっと…