キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

雑記

ドラマ

こころをきれいに保つのはとてもむつかしいことだ。 ときどき、おがくずをまぶしてやったり、枯葉でそっと隠してやったりしないといけない。なんとなれば切りつけてわざと血を流す。泥を塗りたくる。何度となく埋めて、いくたびもその墓をあばいて、まだ新鮮…

男子三日会わざれば生きたり死んだりする

11月23日未明、泥酔してケータイを失くした。 DDでそうとうばかなのみ方をして、途中隣り合った女の子があんまりかわいかったから、わが頭のなかのミトくん曰く「いいぜ、このままいっちゃおうぜ」(※空中ループのアルバムへのコメント)モードになってしま…

あたらしい世界じゃなくても(3)

11月19日、「聖の青春」を観た。 個人的な好みは措くとして、あだやおろそかにできない映画、という感想である。 そもそもキクチは映画通ではないし(DVDやネット上で年間30~40本程度、といったところ)特段自分のなかに体系立った”映画観”のような評価軸を…

あたらしい世界じゃなくても(2)

午前9時過ぎの三条は、土曜日ではあったが、雨上がりのしずけさが散りばめられていた。あちらこちらに目には見えない水泡のようなものが漂っていて、ときどきそれがパチンとはじけるかんじ。 元バイト先のシネコンへゆく。 かつて7台あったチケットカウンタ…

あたらしい世界じゃなくても

11月18日、早朝から家で焼酎をのみながらごろごろしていると、夕方ごろ旧友Tから電話。「のもうぜ」ということになる。 Tは数奇な運命をたどったひとで、福井にうまれ、舞鶴の高校にかよい(そのころなぜか京都のぼくと知り合った)、山口の大学へいき、途中…

寂しさをのせない口の端もあり

深夜にピーター・バラカンがリポーターをやっている英語(圏、ないし話者対象の)番組などみていると、てきめんに寂しくなる。おもしろうて寂しい。そこにキクチはいないからだ。いとしさとせつなさと心強さと、うれしいとたのしいと大好きと、そしてやがて…

煙か牛タンか馬の骨

馬上少年過 世平白髪多 残躯天所赦 不楽是如何 いまでもよく涙を誘いにくるのはこれだ。たいてい、夜も更けたころに訪れる。紅顔の美少年(!)時代から厭世気分のつよい、あるいはそれを気取りたがるぼくにはよく似合う、伊達政宗晩年の作である。 馬上少年…

独と隣

素直になれない。 と、のうのうと書いてしまうあたり、じつは意外と素直なのか、一周半くらいして帰りたいのか、われながらよく解せぬ18歳と164ヶ月である。おまわりさーん!ここにへんなひとがいます! どうも自分のスタンスは「MUGO・ん…色っぽい」らしく…

出る幕がない

きのうに引き続いて、「銀河英雄伝説」の話を引っ張る。キクチの話は薄いが広い。ひもかわうどんのようなものだとおもっていただきたい。うまいかどうかはなにをダシに使うかに委ねられている。…早々に自縄自縛、といったてい。 さておき。 ぼくが「銀河英雄…

李家に冠は豊か

なんとはなしに気分がふさいでいるようにおもうのだが、口にしてしまうと余計に魔法はかかってしまう。破嘴。商容だったか比干だったか、このところ自分の記憶力のいちじるしい減退にも呆れる次第。ちなみに余話として、「封神演義」ではぼくは太鸞がすきで…

「顔」といえば筒井康隆だとてっきりおもいこんでいたが、松本清張だった。こういうときの気恥ずかしさ、腹中の磊塊を燃やすにはいたらない。もっといえば筒井は筒井でも康隆と道隆を時おり混同してしまう。世代も業種もちがうというのに、ぼくの頭にはWindo…

ラーメン食べたい

たばこの箱が、くしゃっ、とゆがんでいるのがきらいだ。ハイライトメンソール、ソフトなのでよくある。おなじく、水に濡れてしまうのも気に障る。そのくせ皮(あれはなんと呼ぶのだ、フィルムか?)はぜんぶ剥がしてしまいたい。いったいぼくはなにをしたい…

ミラノを見て死ね

ずっと京都で死ぬつもりだったけれど、ミラノでもいいな、と突然おもった。ナストロ・アズーロとカプレーゼを六文銭がわりにわたる三途の川があっても悪くないだろう。 キクチは31年、というか明日でもう32年も生きているくせ、たいして海外の街を訪れたこと…

匡廬便是逃名地

「革命はテレビ放送されない」とギル・スコット・ヘロンは喝破したが、べつにテレビ画面にうつらないムーヴメントすなわち革命とはかぎらない。初歩的なロジックである。そして、われわれ、含意というものをあだやおろそかに扱うわけにはいかないのだ。 「三…

フィルムとシャッター

ちょっとした遠出をした。 月日は百代の過客にしてうんぬん、というやつである。 調子にのって五言絶句のさわりらしきものをでっちあげてみた。 賢愚活風塵 骚客老酒中 そこで力尽きるキクチ。そもそも平仄ガン無視。あとちょびっと伊藤博文のパク…パクチー…

天使なんかじゃない

十二指腸か胃かわからないけれども、内臓のスクランブル交差点において、たいへんに鈍痛が盛り上がっている。祭り?ハロウィンパーティ?あらまあ、かわいいー!(ぶりっ子) ともあれ、ここ2日ちょっと、これはもうどちらかというと一揆ではなくって、本能…

10月27日

母方の祖父が亡くなった。 と書くのはほんとうはおかしい。日本語的に。祖父はそう表現されるべきひとではなかったのだから(察しのいい方は察してください)。まあそれを言い出すと「日本語的」ってなんだよ日本語的って、という話にもなるのかもしれないが…

極楽はどこだ

ここ数日、「週刊将棋30年史」(アマプロ平手戦・対コンピュータ将棋編)をゆっくりゆっくり読んでいる。 じつにおもしろい。なにしろ、三段組で450ページ超のレンガ本であるがゆえ、そのボリュームだけでも、ぼくのような活字中毒の将棋ファンにおいては盆…

みじかい歌

どうもここ2日ほど、あたまに血がのぼっている。いくないいくない。 つとめて冷静になるべく、ファンシーな漫画を読んだり、笑える動画をみたり、アル中純粋バカオロカなりに対策を講じてはいるのだけれど、いまのところはかばかしい結果を得ることあたわず…

たまに笑ってみたり

まったくもって笑いごとではないのだけれど、22日またも病院のお世話になってしまった。読者諸兄におかれましては「まーたキクチのバカオロカ伝説のご開陳がはじまったなァ」などとおもわず、「あーブログのネタがないのね」とご理解をいただければさいわい…

河よりも長くゆるやかに

10年ほど連絡をとっていなかったひとからメールをもらった。 「生きているといいな、となんだか急におもって」と文面にはあって、そもそもいまにいたるまでメールアドレスを変えていない(自慢できることでもないが、ぼくはPCも携帯も高校時代からいちどもア…

ただいまのあとさき

どうもありがとう。 おれたち過去を生きてる。 「おれたち」が適切でなければ「おれや誰かさん」と訂正しよう。 ハローもサンキューもグッバイも実際のところぼくのことばではないから、なんとなくその響きを舌の上にころがしてたのしんだ気になっているだけ…

硝子戸の中

親ゆずりの不眠症で子どものときから損ばかりしている。 はい、坊ちゃんのオールモーニングキョウトはじまりまーす。うそです。しかしねむれぬ。 うちのばあやは清ではなく二宮といったが、二宮元気かなあ、と、ぼんやりおもい、冷静に考えたらもうだいぶ前…

ドランク・ドランク・ドランク

いやあ、びっくりした。 なにがびっくりしたって、おととい「明日は病院に行く」と書きながら、まだ行っていない。なにが悪いって、当該エントリを書いたあと、というか、その日(10月4日)はそもそも午前0時からのんでいたのだった。夕方近くなってむしょう…

酒精年代記

気がついたら、頭を四針縫っていた。 気がついたらってことはさすがにないであろう、と読者諸兄はおもわれるかもしれないが(目撃者の証言によると転倒して床で切ったらしい)、実際問題、おぼえているのは病院にてホチキスのような器具で頭をバチンバチンさ…

SS

午前中、ちょっとした手続きのため上京区へ向かった。 などというと、いかにも足をのばした体に聞こえるが、なんのことはない、ぼくの家(左京区)からは5分も歩けば、というか鴨川を渡ってしまえば、もうそこから西が上京区である。寸借詐欺的誇大広告とい…

爆ぜる

われらが北海道日本ハムファイターズが優勝した。 これはひとえに先日のゴッドファーザー会議(友人のやがて生まれくる第二子の命名をめぐって夫妻および第一子とうちで鍋をした伝説2016である)の際、「香薫」を買おうとした彼に「シャウエッセンにしな」と…

将棋雑話

ながらく将棋の家元であった大橋宗家(なんと宗桂から三代のお墓は偶然にもぼくの実家の向かいのお寺にある!)は信長、秀吉と庇護を受け、江戸時代に家康によって将棋所に任ぜられた(ここらへんは本因坊とのあれこれもあって厳密に説明するとめんどくさい…

羊の木

金曜の夜。 夢日記を書き終えてぼんやり焼酎をなめていると、お客のみなみちゃんより「橋村さんの取り置きにキクチさんの名前ありますけど来ないんですか」というメール。ああああ。うかつである。橋村恭平は「京都人の”行けたら行く”は”行かない”」という民…

ゆめいちや

突如として秋めいてきた気配のせいか、へんな夢をみた。 ぼくは、おしゃれカフェを取材している。わりと若い、そう、せいぜい30代半ばくらいに見える女性がオーナー兼店長の、ウッディな内装、カウンターとテーブル席とで20名程度キャパシティのこじんまりと…