寒波の汚泥のなかでいい、あるいは、「さむいな」の成分
遠く過ぎ去っていく思い出。片道切符。パワーポップ。不眠症。逃避。ポカリスエット。冷えピタ。長電話。ウィーアーインフィニティ。クサレ原稿。引きこもり。おいしい生活。地獄変。Oh、My Friend、お前は探してた。六枚のとんかつ。醜態。ウーロン茶。将棋クラスタの世論。魂とヒント。リリー・フランキー。ウィスキー。トップ・グループ。手番の交代。腫れる扁桃腺。愚痴。ゴミ袋。血尿。焼酎。年齢と比例していくものと反比例していくもの。関係ない。ループ。知ってるわこの感情。
たった今、なんにもしていないところである。
いいちこでものみながら、東京タワーをぼーっと見上げたい気分だ。
あるいは、鴨川を流れる塵芥をだまって見送るような心もちだ。
誤解なきように言っておくと冒頭は行方尚史先生の「昇級者喜びの声」(将棋世界)をパクッ…パクチーはおいしいよなあ経堂で落雷を聞いたりしたなあそういえば、などとおもいながら書いたものであって、もし素晴らしければくる…行方先生の原文をさがしてみてください。真剣がんばってる、ミスマッチな世界から抜け出すために。
たった今、というか、さきほど弟と電話をした。
弟といっても「血よりも濃い水でつながっている」仲の、赤の他人である。いいことばでしょう。わたしの記憶に間違いがなければ、これは自分でおもいついた形容なので、もし無意識下でのパクチーでなければ広めてくれてもいいのよ。こうやって表現を右から左に受け流す、それすなわちコピーライトのコピーレフトである。それがすでにギャグというかメタというか…。いや、鉄人、わたしは中華鍋で炒めるには大きすぎるのでうさぎとかあひるとかにしてください。うさぎとかあひる。
うさぎとかあひるが炒められているあいだに弟のこころが痛みそうなので本題に入るけれど、ぼくの本題などまず裸玉である。はだかである。ささやかであさはかである。31歳ラップ選手権があればベスト16の自信がある。微妙だな。
キクチの中の人は前世で詩人というやくざな仕事をしていて、しかし詩人なんていう世にもマイナーな肩書きを「仕事」と名乗れる程度にはちゃんと働いていた。おっとちょっと待った。詩人として、である。「スマステ」も出た。大河ドラマにも出た。なんかいろいろ出た。某女優の愛犬メロンパンナちゃんともたわむれた。そして出ていったっきりそのお金は帰ってこなかったよ…。誰がうまいこと言え、と。ともあれ「お仕事は?」「将棋指しです」「それで、お仕事は?」の時代ではないのだここは。
弟も詩人だ。なぜか詩人だ。
繰り返していうが、ぼくの血のつながった弟のことではない。血のつながったほうの弟は立場的にそのうち年収何億とかになるとおもうので、なんていうか、あれだ。すごくやさしくしておこうとおもう。うん、すでに精神が暗黒面の兄だ。
いずれ弟についてもくわしく書く日がくる…ような気がする。
どうせ「兄やん、おれのことネタにしたわりにおもろない文章やったわ」などといわれそうだけれど。おまえには角瓶換算で100本くらい投資したのだから苦言のかわりに酒をのめ。あと100本くらいなら追加する準備はできている。
あれれ、あれれ、おかしいですよ?
勢いづいて臨んだわりには宛先行方不明だ。
…とおもったでしょう?
実は冒頭の文章に登場するすべてのワードが、現時点での当ブログ記事およびキクチの個人情報(オフィシャルな、というと大げさだけれど動かせない事実=たとえば誕生日とか)と関連しています。なかにはレッドへリングもあるので注意だ。ぜんぶ解けた方には「痛みに耐えてよくがんばった。感動した」を贈ろう。
そして忘れられた「本題」!!
なんだったんだいいったい!!
バトルビートは「Livin' Proof」でおねがいします!!
それでは「うわー」となったところで、本日は、これにて擱筆したいとおもいます。パンパラパンパンパーン!おさけのも!