キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

マイルストーンズ

いやはや。参った。参った。「So what?」と言われちまう。ところがこいつはスパニッシュ・キーではなくってジャパニーズ・チェスの話なんだマイルス。

 

まあ聞いてくれ。ついさっき、日本将棋連盟のホーム・ページがリニューアルしたんだ。

王位戦第6局の1日目だぜ?あんたの曲名ふうに言うなら、うさぎおじさん&将棋の強いおじさんのヴァー指す…ヴァーサスだ。しかもばかげたことに、これはニコ生中継がないタイトル戦だ。ほんと参るっす。いや、これはジャパニーズ・チェス・ジョークで「Tウィルス」というんだがまあセントルイスあたりじゃ絶対にウケないから聞き流してくれていい種類の…なんていうか、たとえばアイスコーヒーから氷を抜く人生観みたいなものだ。きっとあんたにもあるだろ?

全将棋ファンがtwitterやモバイル中継にかじりついてる日。こういう狙ったタイミングで連盟が動くなんて、そしてやや出遅れ気味とはいえオウンドメディアを持つという決断、そんなことを夢にも思ってなかった俺は、フォアとモアに両取りヘップバーンだ。「So what?」…これは病気だからほっといてくれ。

 

しかし、今日は間違いなく将棋界のオン・ザ・コーナーだ。ついに連盟がゲット・アップ・ウィズ・イットしたのに違いない。イットといってもシンゴじゃない。それは棋士で五段のナイスガイさ。今日はどんなクソッタレな案件に対しても、ノーじゃなくイエスと返答したいし、シビアな約束だってカンジュしてハタスつもりだ。

ともあれ、俺は天国へのセヴン・ステップを今踏みしめてるような気分なのさ。

新しいホーム・ページは最高にクールで、ヘッズが長年まさしく求めていたエレメントをひとつ残らず――と言っていいほど――体現している。連盟のボスはヴードゥーじゃなくジョードシンシューの息子だが、この際そんなことは関係ない。彼は痩身で尊敬すべき人間、そして今回の選択は最高にファットでイルだ。

 

キクチ・イン・ザ・スカイ。しばらくは俺のことをそう呼んでくれてかまわない。

ただし、ウィズ・ア・ダイヤモンはやめてくれよな。

美濃囲い、苦手なんだ。