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キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

あたらしい世界じゃなくても

雑記

11月18日、早朝から家で焼酎をのみながらごろごろしていると、夕方ごろ旧友Tから電話。「のもうぜ」ということになる。

Tは数奇な運命をたどったひとで、福井にうまれ、舞鶴の高校にかよい(そのころなぜか京都のぼくと知り合った)、山口の大学へいき、途中休学して東京へ出て、大学卒業後そのまま山口で就職し、気がついたら今春京都へ引っ越してきた。解せぬ。ぼくにとってはもはや空気のような存在なのだが、なんというか、「イラッとする空気」である。たぶん先方も似たようなふうにおもっているだろう。ふたりとも、表現するもの同士だからそれでいい。

 

彼が遊んでいるというボードゲームカフェへゆく。正直なところ、ぼくはあまり気が進まない。タクシーを待っているあいだに調べるかぎり、どうやら禁煙のようだったから。「たばこも吸わずにゲームができるか!」キクチはそう言ったとか言わないとか。ともあれ、アルコールはあったため、ビデオ判定の結果セーフ。白ワイン、500円くらいだったとおもうが、大ぶりのグラスになみなみ。ここで機嫌いくぶんか直る。

なんとかというドイツの資産増やしゲームのようなものに興じる。T、そしてカフェの常連らしきひとと3人。当たり前のようにカモと化す。その後、ガイスター。3局つづけて負け、最終4局目で幸運にも一番返す。これはおもしろいな、とおもった。われながら現金なものだ。

 

そこからDD。生ビールがうまい。途中、Nから「おちょりさん、今日は飲みにでてはりますか?もしお近くでしたら(後略)」という「ここにいるよ」メール着。かわいいかわいいN(ここらへん、入江相政日記をイメージしてください)のためCAPOに移動。しばらくのんで、またDDへもどる。すでに意識はもうろうとしている。しかし、さまでそう見えないのと、自覚がないのとが、わが酒癖のよろしくなさよ。とはいえまだまだのめることに変わりはない。ほうこうする夜はつづく。

何時ごろだったかすでにおぼえていないが、そこそこいい時間、Tの恋人来。聞けば近々結婚するという。披露宴だか二次会だかでなにかやれといわれたので、それならTと一緒に恥ずかしい過去作でもやろう、と提案する。われわれのつきあいはすでにお互いの人生(同い年である)の半分をかぞえる。いろんな意味で戦友であり、いろんな意味で兄弟であり、いろんな意味で敵である。どことなくかびくさい、青春のにおいを(すくなくともぼくは)いまだ引きずっている。草に埋もれてねむったときのようなにおい。

 

気がついたら、Tたちは帰っていた。ぼくはYと魁力屋にラーメンを食べにいった、気がする。ということはまだ2時より前だ。たいして深くもない時間帯ではあるけれど、個人的には24時間以上のんでいた計算になる。

そのあと目覚めると、漫画喫茶で、朝の6時半だった。腹は減っていなかったけれど、なか卯に鴨そば(うどん)が出たので、ありとあらゆる肉のなかで鴨を最上とするキクチ的にはどうしても食べる一手しか見えず、足を踏み入れた。うまかった。しかし、あんのじょう、帰宅してすぐ吐いた。

 

二日酔いなのだが、正確には二日酔いになりきるまえの二日酔い(このニュアンス、伝わるだろうか)だったので、約2時間後、ぼくはまた三条へとんぼ返りする。

 

「聖の青春」を観るために。