キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

白と黒

世界が止まっても

ぼくらが止まっても

あんまり関係ないような

気がする、けどな、今すぐ

会いに行きたいんだ

交差点と信号の動力、新京極あたりの喫茶店で

いささかくたびれた顔をつきあわせてもいいじゃないか

うたえどもうたえども見世物になりきれないけもの

コーヒーは冷めてしまうだろうけども

 

横断歩道の上を小学生ぶりに白線飛んで歩いた

 

世界が終わっても

ぼくらが終わっても

だんまり貫く強情な正義とは

さよならしましょ、あとから痛みを

思い起こすだけの簡単なお仕事

日毎みごと綴るだけのよしなしごと

乳飲み子のごとく産まれいずる悲しみと愛に感謝

要するにぼくはきみに会いに来たんだ