2017-05-27 she 詩 さみしい、のかたちに 折り重なって死んでゆく ひとりごとのなかに わたしと似た顔をみつけた タイムラインの流れにそって 点々と血が湾曲している スワイプ、画面越しの愛撫 暗がりでしか光らない祈りもある そのうち屍が増えすぎて さみしい、はずいぶん崩れてしまった 読み取れないこともない 日焼けした余白に そっと息を吐く 殺し合いのようなセックスがしたい