キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

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墨攻」が中国映画になっているのを知って腰を抜かした。いや、でもそりゃ舞台は中国だもんな。

わたしは漫画版(日本の作品)を愛読していたのですが、あれは地味ながらよいもので…しかしなんというか白髪三千丈的世界観とはあまりにも相いれない内容であり時代なので…できればまずは漫画からご覧になってください。

 

いま、城攻めを終えたあとくらいの疲労感が周囲に色濃く漂っている。バカオロカキクチは城攻めなどしたことがないんだけど、なんとなくそういうことにしておく。

というのも、パソコンが壊れて、新しいものに変えてからはじめてはてなにログインしようとしてみたら、IDもメールアドレスもさっぱりおもいだせない。苦し紛れに打ったむかしのアドレスで、なんと「表現をはじめて7年目です(=おそらく20歳くらい)」というはてなプロフィールとキメ顔の写真、そしてほぼ更新されなかったままの記事が出てきて悶絶した。だれだおまえ。

わたしだ。

 

遠くでちょびっとばかし雷がきこえる。

湿った空気のくせ雨はふらなさそうで、今朝、天気予報もみずに洗濯機をまわしたキクチ勝ち組…もといアキフミはその後もなんだかんだ安心して家事ができた。

いま、アル中耽溺度でいうと7割は超えちゃってそうないろいろやばい状況なのだが、とにもかくにも一局です。

 

ちょっとさぼるとすぐ書かなくなるこのブログ。

なんで書かないの?

レスポンスがないからだぞぉぉジョジョォォォと言いたい気持ちを笑い飛ばしたいな。わたしはもともと、いい詩を書くことになんてさして興味がなく(自分が書く詩はすべてそこそこいい詩だとおもっている。紅顔が厚顔になった典型だ。ホーガンにウェスタン・ラリアート喰らっちまえ)、売れてる詩人になりたいという一念で18年生きてきたのだった。そしてそれはいまも変わらない。

ふざけたお題で詩を書けと言われても、わたしに躊躇はない。消費されることになんの恐怖も憎悪も感じないでやってきた。消耗さえしなければよいのだ。

ただ、それは、あくまで、自分が詩の第一人者になれなくても別にいいや、というスタート地点があったからなんだろう。

 

この話は長くなるし、まとめられるような場所にわたしはいないから、ときどき振り返っていつかの夕方をおもいだす。

それはちょっとばかし反則だといいたくなるような、ことばにした瞬間ゆめか幻になってしまうような種類のうつくしさだった。

余白のない、うつくしさだった。

 

つまりは、なんのことはなく、自分の深層に分け入っていくそのIDが、どうしてだか、まだ、見つからないのだ。