2017-11-07 「光のようね」 詩 月明かりにぼくはどっか 持っていかれちまいそうです あなたとしたセックスのせいで まだ骨が痛いや さみしさも温かさに変わる 名前をつければすべての隙間が居場所になる 算数が苦手なので この先のことは考えてない 細い夢が糸をひいて 続いてゆくだけ うつむいたぶんだけ影は捲くられて 困った顔が光のようね 罪のない話半分で繰り返す泣き笑い すこしだけ甘えたくなるぼくの 長い眠りの出戻り先に なんとなく待ってくれているんでしょう あなたはまるで光のようね