キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

「光のようね」

月明かりにぼくはどっか

持っていかれちまいそうです

あなたとしたセックスのせいで

まだ骨が痛いや

 

さみしさも温かさに変わる

名前をつければすべての隙間が居場所になる

 

算数が苦手なので

この先のことは考えてない

細い夢が糸をひいて

続いてゆくだけ

 

うつむいたぶんだけ影は捲くられて

困った顔が光のようね

 

罪のない話半分で繰り返す泣き笑い

すこしだけ甘えたくなるぼくの

長い眠りの出戻り先に

なんとなく待ってくれているんでしょう

あなたはまるで光のようね