キクチミョンサ的

「なれのはて」ということばがよく似合う、ちいさなぼくのプライドだよ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

午前3時の吉本隆明をぼくは忘れない

「午前3時の吉本隆明を君は忘れない」という歌詞をあなたに贈ります。笑。作曲はできません。(マキノ)— 西遊棋実行委員会 (@kansaishogi) 2017年1月23日 午前3時に凍った血が ことばの触手から逃れようとして 室外機のかげで汗をかいている ぼくもまたひと…

ぼくが「読む将」になったわけ

将棋ファン、という存在の下部カテゴリが数多登場しだしたのはここ数年の話だとおもう。いわく「指す将」「観る将」「撮る将」「描く将」「ネタ将」など、その分類は多岐にわたり、それ自体はSNS(および個人メディア)時代においてほかの分野と足並みをそろ…

恋をしよう

ぼくらは解散してもヤフーニュースには載らないからちょうどいいだろ きみの目線が斜めに上がるまえに恋ができる 浮かんで沈んでふくらんだ自尊心を脅かすような強いことば、ことばがほしい飛び込んだのはぼくで、けれど流されてるのもぼくだ どうか嫌いにな…

血と水

血なんて単純な道を流れてるから つまらないな 迷いもしないし行き先をうしなったら 帰る場所しかみえないじゃないか うすめたって飲めない話がある うすめたからこそ飲めなくなったぬるい愛情 最高のパーティの端っこ 取り換えのきく飾り付けみたいな顔で笑…

3分間だけ夢見たいからBABY離れられない

カラータイマーというのがありまして。 わたしのようなものは「ウルトラマンだ!」とおもう。もうちょっと正直なわたしのようなものは「実際に知ったのは”帰ってきたウルトラマン”からだ!」とゆっている。知識と体験は塩と砂糖に似ていて、見た目は一緒でも…

なごやかな狂騒

1月6日。 体調がファンタスティックすぎて午前中から何度もちいさく死んだり生きたりしていた。どうせ斃れるなら前のめりで、とウィスキーを呷る。なぜか楽になる。こう、ぎりぎり手がとどかない距離に置いてある何かを取ろうとしているが、ひょんな拍子に手…

テンペスト

夜があけて 生乾きの服もすこしは からだから離れてくれたかい 地球の表面をなぞりながらねむるような そんな孤独はなかなか慣れてくれない あらしのようなひとに恋をした やけにしゃべりたがる憂鬱だけ 膚を洗ってくれるが口許はひわれたまま ここにいると…

こんなことおもった

あけました。 皆々様におかれましては、本年も相変わりませずよろしくおねがいします。 今年の目標については元旦にSNSのほうに挙げましたが、要約すると「よい詩を書くこと、書きつづけること」(一緒じゃねえかとおもわれそうですが微妙に意味合いがことな…